「何年も耳の治療を続けているのに良くならない」
「耳を触られるのを嫌がる」
「耳から強いにおいや分泌物が出る」
このような症状でお困りのわんちゃんはいませんか?
慢性外耳炎は犬で非常によくみられる病気ですが、炎症が長期間続くことで耳道が厚く硬くなり、次第に狭くなってしまいます。
病気が進行すると、点耳薬や内服薬による治療だけでは改善が難しくなり、耳の痛みや不快感が慢性的に続いてしまうことがあります。
そのような症例に対する根治的な治療法が「全耳道摘出術」です。
全耳道摘出術は、病変のある耳道を摘出する手術です。
耳道を摘出すると聞こえなくなるのではないかと心配される飼い主様もいらっしゃいますが、多くの症例では手術前の時点で重度の炎症により聴力が低下していることが少なくありません。
むしろ、慢性的な痛みやかゆみ、感染による不快感から解放されることで、生活の質(QOL)の向上が期待できます。
全耳道摘出術は、耳の周囲を走行する顔面神経や重要な血管に十分配慮しながら行う必要がある繊細な手術です。
当院では術前のMRI検査による詳細な評価を行い、一頭一頭の病態に合わせた治療計画を立案しています。できる限り安全に手術を行い、術後の痛みや合併症を最小限に抑えられるよう努めています。
「ずっと耳の治療を続けている」
「最近、耳を触ると怒るようになった」
「手術が必要と言われたが不安がある」
そのようなお悩みを抱えて来院される飼い主様は少なくありません。
私たちは、病気だけでなく、ご家族の不安や疑問にも丁寧に向き合いながら、一頭一頭にとって最適な治療を一緒に考えていきたいと考えています。
慢性外耳炎や耳道腫瘍でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
当院で全耳道切除術を実施した7歳1ヶ月のフレンチブルドッグの症例をご報告します。
右前庭障害(右旋回、右斜頸)と元気食欲低下により他院で外耳炎を疑い抗生剤を開始していました。旋回行動や元気食欲の改善は認めましたが、右顔面神経麻痺は顕著になり、造影CT検査及びMRI検査を実施しました。MRI検査結果を踏まえて全耳道切除術を実施しました。
術後の様態は安定しており、翌日から採食もあり、術後の前庭障害の悪化などは認めませんでした。現在は旋回、斜頸ともに回復に向かいつつある状態です。

横断像:造影後T1強調画像

横断像:造影後T1強調画像

横断像:造影後T2強調画像

横断像:造影後T2強調画像

手術前の様子
手術中の様子
摘出した耳道

傷口の写真
『傷』が小さく、『痛み』が少ない手術・検査ができます!!
内視鏡外科(低侵襲)を希望のかたは東京どうぶつ低侵襲医療センター・王子ペットクリニックに相談ください。
獣医師、看護師の方の見学受付中
セカンドオピニオンや日常のご相談まで幅広く対応。
飼い主様のニーズに応えるため、当院ではオンライン診療を行っています。
初めての飼い主様には、セカンドオピニオンや受診に迷った際のご相談を、かかりつけの飼い主様には、検査結果や治療・お薬、お世話に関する不安などに対応しています。
登録は無料ですので、ぜひお気軽にご利用ください。
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