予防について

予防について

狂犬病

現在日本では狂犬病の発生が50年以上(1957年以降)ありませんが、海外では依然として感染の報告があります。
人と動物が感染する病気(人畜共通感染症)で、致死率100%という恐ろしい伝染病です。海外から動物達の輸入は年々増加傾向にありますので、毎年しっかりと予防接種を受けましょう。

混合ワクチン(イヌ・ネコ)

混合ワクチン(イヌ・ネコ)

混合ワクチンには、一旦感染してしまうと治療が困難なウイルス病などが入っています。

ワクチンを接種することで恐ろしい病気から、大切なワンちゃん・ネコちゃんを守ってくれます。

特に小さい時は病気に対する抵抗力も弱いので、しっかりとしたワクチンプログラムを立てることが重要です。

どういう病気を予防しているのか、どのくらいの期間で接種が必要なのかなど、わからない場合は詳しく説明してからの接種となります。

注:初めてワクチン接種を受ける際は、なるべく午前中に来院してください。
ワクチン接種後は安静にして、しっかり様子を観察してください。
数日はシャンプーなどストレスになるような事は控えるようにしてください。

フィラリア

フィラリアは蚊によって媒介される病気です。
蚊がワンちゃんの血を吸う際に感染し、心臓・肺動脈にソウメン状の虫が寄生します。蚊が飛び始める頃から蚊がいなくなる頃まで予防が必要です。

当院では予防開始時に必ず血液検査(抗原検査)を実施しております。
ネコちゃんもフィラリアに感染します。ネコちゃんのフィラリア予防薬もございますので詳しくは相談してください。

ノミ・ダニ

ノミやマダニがペットに寄生すると、血を吸うだけではなく、様々な健康被害を引き起こすことがあります。

血を吸うときに血液が固まらないように自分の唾液を皮膚に注入しますが、この中にアレルギーの元になるものや、細菌やウイルスなどの病原体が潜んでいるのです。

ノミ寄生により、ノミアレルギー性皮膚炎や瓜実条虫、マダニ寄生により皮膚炎、バベシア感染症、猫ヘモバルトネラ感染症などの可能性があり、人間にも皮膚炎や寄生虫症を引き起こすことがあります。

ペットのためだけでなく、飼い主さんのためにも積極的にノミやマダニへの対策を講じていきましょう。

オーラルケア

「犬や猫には歯みがきは必要ない。」と思っていませんか?
歯周病はペットの病気の中でも極めて頻度の高い疾患の1つです。

この病気の症状としては、歯肉の炎症(歯肉炎)、食べ物の残りかすや細菌の沈着(歯垢)、石灰化した歯垢(歯石)、および口臭に始まって、さらにひどい出血、歯肉の後退や腫れ、歯のぐらつきが見られるようになり、ついには歯が抜け落ちてしまいます。
さらに重症になると、歯の痛みのため食欲が無くなり、体重が減少し、歯茎から侵入した細菌によって全身的な感染症をおこして、細菌性心内膜炎がおこり、心臓疾患を併発します。

しかし、歯周病は歯みがきをする事によって確実に予防する事ができます。
当院では歯みがきを日常のコミュニケーションの一環として取り入れていただくことによってペットのお口の健康を保ってほしいと考えております。

歯みがきの仕方やお口の健康チェックなど、いつでもお気軽にお問い合わせ下さい。

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