副腎摘出術

副腎摘出術

副腎摘出術は良性の副腎腫瘍や内科管理に反応しない副腎疾患において適応となります。
副腎は摘出前に良性・悪性の診断をつけることが難しく、手術の手技も難しいです。
合併症も多く、術前計画をきちんとたてる必要があります。

<症例> マルチーズ 8歳 女の子

定期検診の時に、右側副腎の腫大を見つけました。

手術風景

実際の手術風景です。

右副腎

↑実際に取り出した右副腎 (1.7×1.8cm)

副腎はお腹の奥の方、腎臓の近くにあるため開腹手術ではお腹を大きく開けなければいけません。
しかし、腹腔鏡を使うと・・・

傷口

1cm程度の傷口が4つという非常に小さな傷口で摘出できました!!

また、副腎は後大静脈という重要な血管のそばに位置するため大きな出血が起こることもあり、非常に難易度の高い手術になります。

しかし、腹腔鏡の手術では一つ一つの血管をカメラで確認しながら処理できるので出血も少なく、開腹手術に比べてワンちゃんの負担を大きく減らすことが出来ます!!

この子も術後はすぐに立ち上がり、翌日には散歩に行けるくらい元気になりました。

<症例> 雑種 6歳6ヶ月 男の子

他の病院にて左副腎の腫大を認め、腹腔鏡下での手術をご希望し当院にいらっしゃいました。

副腎の腫瘍は他の腫瘍に比べて珍しいので、腹腔鏡で手術をした報告は大変少ないです。

手術の難易度、術中の出血、周囲組織への腫瘍浸潤の程度、そして術後合併症のリスクなど様々な事を考える必要があり、腹腔鏡で実施をする判断はすごく難しいですが、十分に話し合った結果、腹腔鏡にて実施する事となりました。

副腎

副腎は無事に摘出することができました。

術後の傷口

術後の傷口もこんなに小さく、術後4時間ではごはんも食べられる程の調子の良さです。

腹腔鏡の手術がいかに低侵襲か実感させられました。
今もとっても元気に過ごしています。

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